「今日もいい一日だったな」と思えたら素敵ですよね。感謝日記は、そのためのシンプルな習慣です。毎日、感謝できることを数行メモするだけ。特別な道具は必要ありません。
本記事では、感謝日記の魅力と実践方法、研究で報告されているメリットについて紹介します(※効果には個人差があり、医学的効能を示すものではありません)。
感謝日記とは?
感謝日記とは、日常の中で「ありがたい」と思った出来事を書き留める習慣のことです。心理学の分野では「感謝の表現」が幸福感や人間関係の質に関連すると報告されています[1]。
研究で報告されている関連性
- 米国の心理学研究(Emmons & McCullough, 2003)では、感謝日記をつけたグループはポジティブな気分が高まりやすい傾向が示されました[1]。
- 別の調査では、感謝の習慣が睡眠の質や人間関係の満足度と関連していると報告されています[2]。
いずれも「関連があると報告されている」ものであり、必ずしも効果が保証されるわけではありません。
感謝日記を続けるコツ
習慣化するには、負担にならないルールを決めることが大切です。
- 1日3つの「感謝」を書く
(例:「家族が笑顔で迎えてくれた」「おいしいコーヒーが飲めた」「天気が良くて散歩できた」) - 書くタイミングを決める(寝る前や朝食後など)
- ノートやアプリを使ってシンプルに記録する
続けやすいスタイルを見つけることが一番のポイントです。
ワーク例:1週間チャレンジ
「感謝日記」を体験したい方に向けて、簡単な一週間チャレンジを紹介します。
- Day1: 今日出会った「ちょっと嬉しいこと」を1つ書く
- Day2: 人に「ありがとう」と言えた場面を振り返る
- Day3: 自然や天気で心地よかったことを書く
- Day4: 自分自身に感謝できることを書いてみる
- Day5: 家族・友人など、人とのつながりに感謝する
- Day6: 過去の出来事で「ありがたかった瞬間」を1つ思い出す
- Day7: 1週間分を読み返し、気づきを一言まとめる
実際に書いてみると…
感謝日記を続けた方からは「小さなことに気づきやすくなった」「心が落ち着いた」といった感想がよく聞かれます。
ただし、感じ方には個人差があり、効果を断定するものではありません。
まとめ
感謝日記は、シンプルながら気持ちを前向きに整えるヒントになる習慣です。1日数分、紙とペンがあれば誰でも始められます。
「幸せを感じやすくなるかもしれない」小さな一歩として、今日から試してみませんか?
参照(一般情報)
- Emmons, R. A., & McCullough, M. E. (2003). “Counting blessings versus burdens: An experimental investigation of gratitude and subjective well-being in daily life.” Journal of Personality and Social Psychology.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12585811/ - Wood, A. M., et al. (2008). “The role of gratitude in the development of social support, stress, and depression: Two longitudinal studies.” Journal of Research in Personality.
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0092656607001283
※本記事は一般情報の紹介であり、特定の効果効能や医療的効果を保証するものではありません。